1
台所の化学:身近な塩にせまる
CHEM901B-PEP-CNLesson 4
00:00

家庭の「実験室」、台所へようこそ。「塩」と聞くと、多くの人がまず調味料としての精製塩($NaCl$)を思い浮かべるでしょう。しかし化学の世界では、塩 (Salt) は、金属イオン(またはアンモニウムイオン)と酸イオンからなる化合物という、はるかに大きな仲間です。

卵が酢の中で発生させるCO2の気泡の浮力で浮き上がる CaCO3 + 2CH3COOH → ...

台所にある塩の仲間たち

  • 塩化ナトリウム ($NaCl$):精製塩とも呼ばれ、人体に必須の電解質です。
  • 炭酸ナトリウム ($Na_2CO_3$):ソーダ、または炭酸ソーダとも呼ばれ、麺類の加工やガラス製造に使われます。
  • 炭酸水素ナトリウム ($NaHCO_3$):重曹とも呼ばれ、加熱分解により $CO_2$ を発生し、生地に多くの小さな穴ができてふんわりとした食感になります。
  • 炭酸カルシウム ($CaCO_3$):石灰石や卵の殻の主成分であり、大切なカルシウム補給剤でもあります。

生命と安全

私たちの食べ物(図12-1に示すように)には鉄、カルシウム、カリウムなどの無機塩(ミネラル)が豊富に含まれており、生命活動に不可欠です。しかし、化学物質の使用は厳格でなければなりません:工業用塩(亜硝酸ナトリウム $NaNO_2$) は見た目が食塩と非常に似ていますが、非常に毒性が強く、決して誤って食べてはいけません。

間違えやすいポイント
工業用塩(亜硝酸ナトリウム $NaNO_2$)を精製塩として食べることは固く禁じられています。非常に毒性が強く、過剰摂取は中毒や死に至る可能性があります。